こんにちは、はたたてです。
さて、今回は「シェンゲン協定」について。
長期でヨーロッパ周遊を計画している人なら
まず最初に「なんだこれ?」と疑問に思うポイントかもしれません。
かく言う私も、その一人です。
そこで、シェンゲン協定について簡単にまとめましたので、
よろしければ参考にしてみて下さい。
シェンゲン協定とは...
1985年、ルクセンブルクのシェンゲン村で締結された協定。
なんと、
この協定に加盟しているヨーロッパ国家間では、
入国審査なしで国境を越えることができます!
しかしこのシェンゲン協定、注意点がひとつ。
滞在期間に制限があるという点です。
滞在可能日数は、外務省HP曰く
「あらゆる180日の期間内で最大90日間」
というもの。
・・・正直、ちょっと分かりづらくないですか。
これがどういうことかと言いますと…
例えば、9月~11月の90日間
シェンゲン協定加盟国を巡るとします。
(上図の黄色で示してある期間です。)
あらゆる180日間(約6か月)のうち、
90日(約3か月)シェンゲン内に滞在していると
他の加盟国には入国できないということは、
ここで言うと12月~2月の間は
シェンゲン内に入国できません。
再入国できるのは、3月からとなります。
また、次の例を見てみましょう。
上図のように、9月・11月・1月の90日間を
シェンゲン協定加盟国で過ごすとします。
すると、2月にはシェンゲン外に出なければならず、
再入国できるのは3月からです。
しかも、過去180日のうち、
9月の30日分しかリセットされていないため、
3月からシェンゲン内に再入国しても
30日間しか滞在できません。
そしてこの場合、90日間連続で
シェンゲン内に滞在できるのは
7月以降となります。
このように、シェンゲン協定とは
入国審査の手間を省く便利な制度なのですが、
長期滞在を計画する人にとっては
少しやっかいなものと言えます。
実際私も、この協定に出鼻くじかれた感はあります・・・
・・・半年間とか、無理やんけ。
最大90日間やんけ。
というわけで、このシェンゲン協定によって
私の浅はかな妄想は打ち砕かれたのですが、
まあ冷静に考えると
半年間ヨーロッパは金銭的に厳しいですし、
時間が足りず行けない国に関しては
今後の人生のお楽しみという事で
とっておこうと思います。
それに、ヨーロッパ以外にも
行きたい国はたくさんあるわけだし。
そんなこんなで、旅のルート計画中です。
以上、シェンゲン協定についてでした〜!