こんにちは、はたたてです。
今回はウィーンのシンボル
シュテファン大聖堂に行ってきましたレポ!
◆◇◆◇◆◇
訪れたのは2018年10月6日土曜日。
地下鉄Stephansplatz駅を下車し、
階段を上るとすぐに見つかりました。
どーん。
まずその大きさに驚きます。
到着時間は8:25ごろ。
写真に時計の時刻がバッチリ写ってますね笑
ちなみにシュテファン大聖堂の見学時間は
6時〜22時まで。(日・祝は7時〜22時)
見学は無料ですが、
場所によっては有料のエリアもあります。
聖堂内に入ると、ちょうどミサ中でした。
後方では十数名の観光客が見学していたので、
私も混ざって静かに見学。
朝早くから多くの方が祈りを捧げている光景に
新鮮さと文化の違いを感じました。
ミサは厳かに進められてゆきます。
シャッター音とか鳴らせられる雰囲気じゃない。
実際、物音を立ててしまった観光客は
ミサ中のおばさまに鋭い視線を向けられていました…。
撮影禁止とは書いてありませんでしたが、
ミサ等の儀式を撮らせてもらう際は
シャッター音は無音設定にしておきましょう。
また、教会によっては
内部の撮影自体禁止の場合もあります。
ミサの後は内部を見学。
高さのあるバロック様式。
ステンドグラスも美しいです。
さてこちらのシュテファン大聖堂ですが、
少し高い北塔と
もっと高い南塔の
2つの塔を持っております。
どちらも登ることは可能。
北塔はエレベーターがありますが、
南塔は自力で階段を登らなければいけません。
ここはやっぱり南塔でしょう。
(体力が有り余っている)
内部見学を終えてさっそく南塔へ。
南塔の入り口は聖堂の外にありますのでご注意ください。
入り口に着くと、どうやらまだ開いていない様子。
看板には9時オープンと書いてありました。
時計を見ると8時55分。
どうりで誰もいないわけだ。
ということで5分ほど入り口付近で待ちます。
待っている間に受付の方が準備をしはじめ、
私の他にお客さんが2、3人増えました。
9時、オープンと同時に入場。
入り口でチケット€5を払い、
いざ登頂!
うす暗い螺旋階段を登っていきます。
登って数分、
こりゃキツイ。
久しぶりに息切れしました。
こんなに足の筋肉をフル稼働させたの
何年振りだろうってくらい。
普段の運動不足もたたっていたのでしょうが、
ふくらはぎの筋肉張り裂けそうになりました。笑
一時停止を挟みつつ、
謎のクライマーズハイで
ガシガシ登り続けます。
明るくなってきてホッとします。
ここからの景色がすでに良い…!
暗い螺旋階段をだいぶ登ってくると
このように内部が開けた構造になります。
息を整えつつ見学。
ちなみにまだ展望台じゃありません…。
頂上まであと少しだと
予感させるような造り…。
登り始めて10分弱。
ようやく展望台のドアらしきものが…!
案外小さいこのドアを
おそるおそる開けると…
展望台到着!
どうやら本日の一番乗りでした٩( ᐛ )وやったね。
展望台内部は小さなお土産売り場もあります。
売り場のお兄さんが
ハローと挨拶をしてくれました。
お兄さんが一番乗りだった。
このお兄さんの通勤路
この上なく険しいな…。
壁にはこのような窓がいくつか設置してあり、
そこから景色を楽しむことができます。
そしてウィーン市内の眺め!
素晴らしい…!
ミニチュアドールハウスのような
可愛らしい街並み。
オレンジ色の屋根が温かみを感じさせます。
ぴょこぴょこ生えているとんがり屋根もキュート。
アップでも撮りたくなる。
傍らの壁には
窓から見える建造物の
説明も掲示されています。
こんな掲示も。
これを見ると、この展望台は南塔全長の
真ん中ぐらいの高さだということを
思い知らされます。
このしんどさで…?!
343段の階段
登り切ったな、やったな
的なお言葉も頂けます。
モザイクの屋根もバッチリ見える!
角度を変えると、そこには
ハプスブルク家の紋章である双頭の鷲が。
シェーンブルン宮殿では
ウィーンの中心より少し離れた場所から
街全体を一望できましたが、
このシュテファン大聖堂の塔は
ウィーンのど真ん中から
街を望めるのが
魅力だなと感じました。
街が近い…!
また、ウィーンのど真ん中から
街を見ることによって、
旧市街から遠いところには現代的なビルが
多く建ち並んでいることに気付きます。
この街では、歴史的な建造物と
都会的な新しい建物が共存している
という印象を受けました。
下を見ると
結構な高さにビビります。
街中の様子も見られます。
どうやら人が増え始めてきたよう。
写真撮影に夢中になっていると
展望台にも観光客が増えてきました。
名残惜しいけれど退散。
せっかく登った高い場所から下界へ戻る…。
なんと後ろ髪を引かれることか。
そして下り階段もキツイ。
登りとはまた違ったしんどさがあります。
登りのように筋肉が悲鳴を上げることは無いのですが、
ひたすら螺旋階段を下ってとにかく目が回る。
正直気持ち悪くなりました。
階段酔いは人生初。
乗り物酔いしやすい方は、
焦らずゆっくり下ることをおすすめします。
最後に大聖堂の周りをぐるっと一周。
外壁の彫刻も見ごたえがあります。
モザイク屋根は下からも見えます。
上から見たときは迫力がありましたが、
下から見るとポップな可愛らしさを感じます。
ひとつひとつは非常に繊細な彫刻なのですが、
その繊細がこうも一気に集合すると
ド迫力に変化するのだなと学びました。
聖堂の周辺には馬車もちらほら。
地面を蹴る蹄の音がまた良いんです。
パカラッパカラッと
快活な音が高らかに響き渡ります。
◆◇◆◇◆◇
このシュテファン大聖堂、
なんといっても南塔が印象的でした。
美しい景色もそうなのですが、
やはり階段が…笑
この旅で様々な塔や鐘楼に登りましたが、
私的しんどい塔ランキング1位は断トツでここです。
ここを登った後に訪れた場所は全て
「階段つらかったけど、
シュテファン大聖堂ほどじゃないな…。」
と思いました。本当に。
一番最初に登った塔が
この鬼レベルの塔だったばっかりに、
妙な基準が出来てしまいました。
今後も生かします。
とにかく、なめてかかってはいけない険しさです。
でも、しんどい階段を登った先の光景は格別ですよ~!
◆◇◆◇◆◇
今回はこの辺で。
それではまた。