こんにちは、はたたてです。
今回はホーフブルクに行ってきましたレポ。
以前レポを書いたシェーンブルン宮殿は
ハプスブルク家の夏の離宮であるのに対し、
こちらのホーフブルクは歴代ハプスブルク家皇帝が住んでいた宮殿です。
シェーンブルン宮殿が別荘、
ホーフブルクは普段生活する家という感覚でしょうか…
しかしまぁどちらの宮殿も、規格外に広大。
さらにホーフブルクは増築を繰り返しただけあって、
迷路のように複雑な、かなり入り組んだ造りとなっておりました…。
目的の施設にすんなりたどりつけません!!!!
迷いに迷って気がついたら偶然目的地に着いていた…
ということが何度もありました。笑
ホーフブルク敷地内はこんな感じ。
かなりざっくりした図ですのでなんとな~く見てください…。
みどころがたくさんある上に、
ひとつひとつの施設が充実しているので
あらかじめ行きたいところを押さえておくと良いかと思います。
私が訪れたのは以下スポット。
・旧王室
・王宮礼拝堂
・王室庭園
・プルンクザール
・アウグスティナー教会
こちらの施設についてレポしていきます~。
◆◇◆◇◆◇◆◇
訪れたのは2018年10月5日金曜日。
泊まっていたホステルからそう遠くない位置にあったため、歩いて行きました。
自然史博物館、美術史博物館を突っ切るかたちで向かいます。
両博物館は向かい合って建っているのですが、
ちょうど真ん中にはマリア・テレジア様の像が。
彼女が非常に強い影響力を持っており、
そしてそれが現在にも及んでいるというのが
一発で伝わるような、威厳たっぷりのお姿でした。
でかい。オーストリアの母感がすごい。ひれ伏す。
ちょうど私と同じタイミングで遠足?らしき小学生の団体が。
マリア・テレジア様の像を撮ろうとしたら、写りこんでピースしてきました。笑
はしゃぎ学生あるある。万国共通か。
元気もらいました。
博物館の敷地を抜けてまっすぐ進むと、ブルク門に着きます。
この大きな門をくぐった先には…
こちらの立派な新王室が右手に見えてきます。
いくつかの博物館からなっているよう。
今回はスルーです。。。
ホーフブルク敷地内には、このような地図が点在しています。
これを当てにしつつ目的地へ向かいましょう…!
まず訪れたのはこちらの旧王室。
かつて歴代皇帝の居住空間となっていた建物です。
現在は、
・銀器コレクション
・シシィミュージアム
・皇帝の部屋
からなる博物館となっています。
チケットは、前日訪れたシェーンブルン宮殿で購入済みの
シシィチケットを使用。
このチケットについては、以下記事をご参照ください。↓↓↓
受付を済ませると、オーディオガイドを貸してくれます。
日本語にも対応していて嬉しい。
まずは銀器コレクションから。
宮廷で使用されていたきらびやかな食器たちが出迎えてくれます。
ハプスブルク家の紋章である双頭の鷲が
食器にまで使われている…!
印象的だったのがこちらの
東アジアの陶器コレクション。
マリア・テレジアの妹であるマリア・アンナの夫、
カール・アレクサンダーという人が蒐集したというものだそう。
その数は圧巻です。
海を渡ったヨーロッパの地で
どこか日本を感じさせるものを見つけ、
しみじみと感慨深くなりました。
IMARI…イマリ!?え、伊万里焼!?
と二度見した表記。
オーディオガイドによると、
これらの陶器は積み出された港にちなんで
イマリと呼ばれていたのだとか…!
心惹かれた陶磁器。
良い顔してる。
銀器コレクションを抜けると、お次はシシィミュージアム。
皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の皇妃として君臨し、
その美貌と波乱万丈の人生から数々のエピソードを残したシシィ。
そんな彼女の生涯をたどることができる博物館です。
写真撮影は不可。
彼女の使っていたドレスや髪飾りのレプリカが可愛かった。
シシィについては、よろしければこちらもどうぞ。↓↓↓
最後は皇帝の部屋。
こちらも撮影不可のため写真はなし。
贅を尽くした部屋の数々に圧倒されます。
また、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世やシシィが使用していた部屋が
そのまま残されているため、
彼ら彼女らの息遣いを感じることができました。
あぁ、この人らって確かにに実在していたんだな~…
という実感がふつふつと湧いてきます。
展示が盛りだくさんの旧王室、
全部回るのに3時間かかりました…。
時間に余裕をもって見学するのがおすすめです。
お次は王宮礼拝堂へ。
内部見学と、ミサのチケットを買いに。
なんとこちらの礼拝堂では、毎週日曜に行われるミサで
ウィーン少年合唱団の歌声がきけるのです!!!!
こちらについては、後日レポできればと思います。
入り口はこちら。
個人的に、かなりわかりづらい場所にありました…。
迷ってたら辿りついたスポットその①。
お昼休憩がてら王室庭園へ。
芝生が一面に広がっており、木々が点在しています。
地元民らしき人々が、ピクニックや日向ぼっこをしている様子も。
平和で穏やかな雰囲気。
私も木陰に腰をおろし、持ってきたサンドイッチを食べました。
ここでのんびり過ごしていると、ウィーン市民の1人になった気がします。
多分気のせい。
芝生の上でちょっとゴロゴロ。
木の葉、木漏れ日、青空…
なんだこれ癒しか。
こりゃ気持ちいいわ。
心がほぐれていくのが分かります。
秋の陽気に誘われて日向ぼっことは…
ウィーナーたちはなんて素敵な時間の過ごし方をしているんだ…。
お昼休憩のあとは、国立図書館プルンクザールへ。
以前記事にしたこの図書館も、実はホーフブルクの一角にあるのです。
迷ってたら辿りついたスポットその②。
内部はというと、
カッコ良すぎてシャッターを押す手が止まらない素敵空間。
撮りまくった写真は以下記事にアップしておりますので、
よろしければご覧下さい。↓↓↓
プルンクザールの次は、
すぐ隣に位置するアウグスティナー教会へ。
私が訪れたタイミングは、あまり人がいませんでした。
しんとした空間と厳かな雰囲気に、身が引き締まります。
後から見学らしき小学生の団体が。
小学生の団体によく出会う日だ。
先生らしき引率の大人が、
教会の説明をしている場面もありました。
我々日本人で置き換えると、
修学旅行で神社やお寺に行くような感覚なんでしょうか。
教会の隅っこに、公衆電話みたいなオーディオガイドがありました。
1ユーロで、しかも日本語にも対応している!
試しにやってみました。
曰く、こちらの教会では、数々の有名な結婚式が行われたそう。
フランツ・ヨーゼフ1世とシシィとか。
マリー・アントワネットとか。
ナポレオンとか。
存在感のあるこちらの彫刻は、
マリア・テレジアのお気に入りの娘であった
マリア・クリスティーナのお墓だそうです。
上部には、彼女の横顔の彫刻も確認できます。
相当なお気に入りの娘だったに違いない。
教会を後にし、ミヒャエル広場へ。
広場から見る王宮も、堂々たる佇まいです。目抜き通りであるコールマルクト通りに続くためか、
人通りが多くかなり賑やかです。
こちらがコールマルクト通り。
左の建物は、世紀末建築の代表のひとつである
ロースハウスです。
衝撃的なことに、人通りだけでなく馬車通りも多い。
石畳の上をパカラパカラと鳴らしながら歩く音が広場中に響き渡ります。
小気味よい音に、なんだかこちらもウキウキ。
◆◇◆◇◆◇
以上、ホーフブルクレポでした。
ご覧のとおり施設がたくさんある上に、
それぞれが情報量たっぷり見所満載。
ホーフブルクを訪れた日は
充実した一日となること間違いなしです。
そしてこの満足度でも、全部の施設を回りきっていないという事実。
恐るべしウィーン、恐るべしハプスブルク家…。
今回はこの辺で。
それではまた。