こんにちは、はたたてです。
今回は、スロヴェニアを代表する景勝地
ブレッド湖に行ってきましたレポ。
スロヴェニア観光といえば…
となると必ず名前が挙がるほど、人気の高いブレッド湖。
人気の理由は、何と言ってもその景観の美しさ。
まるで絵画の世界からそっくりそのまま出てきたような、
現実離れした優美な景色が見られるのです。
スロヴェニアを訪れるなら、ぜひ押さえておきたい絶景スポット。
首都リュブリャナからのアクセスも良く、
日帰り旅行先としても十分満喫できちゃいました。
ということで今回は、
リュブリャナ~ブレッド間の交通手段と
ブレッド半日滞在レポをご紹介していきます。
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リュブリャナ↔ブレッドの交通手段について
まずは交通手段。
何はともあれ辿りつく方法を確保せねば。
ということで、ブレッドへ行く前日に
リュブリャナ駅前のバスチケット売り場へ行き、
チケットを買いに行きました。
こちらがリュブリャナ駅。
この建物の正面にはバスがずら~っと並んでおり、
バスの並ぶ一角にバスチケット売り場があります。
こんな感じで、思っていた以上にあっさり交通手段は確保できます。
チケット売り場のおじさんの説明も非常に分かりやすく、
対応もご丁寧で安心しました。
さらには、時刻表まで用意してくれてある徹底ぶり。
リュブリャナ↔ブレッド間バスを利用する観光客の多さがうかがえます。
行きのバス時刻はチケット購入時にその場で決めましたが、
帰りのバスはオープンチケット制で
どの時間に乗ってもいいというものでした。
なので、ブレッドを十分満喫してから
そろそろ帰ろっかな~というタイミングで
ちょうどいいバスに乗ればOK。
どのくらい滞在するかはその時の気分で決めたい…
そんな人間にとってはありがたいシステムです。
こちらがチケットと時刻表。
右の時刻表は、バスの出発時間だけでなく
運賃、乗り場の番号、所要時間も書いてあります。
ちなみに運賃は、往復12.84€ 片道7.80€です。
左の2枚、レシートみたいなのが往復のバスチケットなのですが
どうしてもスーパーでお買い物した後のレシートにしか見えない。
無くさないように注意です。
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ブレッド日帰り満喫レポ!
私が計画したブレッド満喫コースはこちら。
①ブレッド湖のほとりで美しい風景を眺めながらのんびり。
②ブレッド城探訪&展望台からの絶景を楽しむ!
③自転車でブレッド湖を一周散策サイクリング。
こんな感じでも、十分日帰りで楽しめました~!
湖に浮かんでいるブレッド島へは
時間に余裕がないと思い行かなかったのですが、頑張れば行けたかな…。
以下、ブレッド満喫レポ詳細。
2018年10月24日水曜日。
リュブリャナ駅8時発のバスに乗り、ブレッドへ。
リュブリャナの街が遠ざかっていくにつれのどかになっていく風景を眺めながら、
バスに揺られること1時間半。
湖など見当たらない住宅地の一角にあるバス停に降ろされ困惑しましたが、
一緒にバスに乗っていた人々について坂道を下っていくと…
木々を抜けた先にはお目当てのブレッド湖!
おお~~~!と思わず一人で声を上げてしまうほど感動する美しさ。
湖に近寄ってみる。
透明度の高さよ。澄みっ澄み。入りたい。
夏なら限られた場所で泳げるらしいです。いいね。
優雅に泳ぐ白鳥が麗しい世界観をさらに引き立てます。
ひとしきり水辺で感動してから、まずはブレッド城へ。
湖から見たブレッド城、こちらです。
異様に高い場所にある。
言ってしまえば崖の上にある。
どうやって行きゃいいんだ…?
とりあえず城の下あたりの崖へ向かうと、遊歩道が。
どうやら城まで続いているよう。
勢いに任せてガシガシ登ってみることに。
数分で汗がじわっと出てきた。
あ、これ山登りだわ。焦ったら体力奪われるやつ。
心と体を落ち着かせ、ガシガシモードからテクテクモードに切り替えて
ゆっくり登っていきます。
登るにつれ、湖を上から見る形になります。
ホテルがたくさんある一帯を見たときは、なんだか既視感を覚えました。
そして思い出した。
あ、箱根感。箱根に似てるわ。
芦ノ湖沿いに建っているホテルって感じ。
登ること約15分。
ブレッド城到着です。渋かっこいい。
入場料は11€。
門をくぐり、さらに坂を上っていきます。
こちらがブレッド城敷地。
外見の渋かっこいい印象とはうって変わって
可愛らしい雰囲気です。
敷地内は礼拝堂やブレッドの歴史を紹介する展示のほかに、
レストランやカフェ、お土産屋さんとしても活用されています。
ワインセラー、印刷所、鍛冶屋(何故か日本語がちょっと喋れるお兄さんがいる)
などもあり、お店を見て回るのも楽しいです。
印象に残っているのは礼拝堂。
かなり古いようで、剥がれかけた壁画が良い味を出しています。
以下、オーディオガイドの内容。
第二次世界大戦以降、礼拝堂は使われなくなりましたが、2014年4月10日、リュブリャナ司教アンドレイ・グラヴァンとボルツァーノ・ブリクセン司教イヴォ・ムセルによって再びミサが行われました。その後は、ミサやキリスト教式挙式が行われています。
ですって。
約70年もの間、礼拝堂としての役割を任されることなく
この崖の上にひっそり佇んでいたと考えると…。いい…。
敷地内には要所要所にQRコードがあり、
スマホをかざすと日本語のオーディオガイドが出てきます。しかもフリーWi-Fi。
ちなみに日本語のパンフレットもあります。すげー。ありがてぇ。
ブレッド城にいる観光客の半分はアジア系だった印象。
中国、韓国が多く、日本人のツアーも2組ほど見かけました。
そしてやっぱり何より見たかったのは
ブレッド城からの眺め!
展望台からは、ブレッド湖を一望できます。
綺麗。なんだこれ。幻か。夢か現か。
湖に浮かんでいるのはブレッド島です。
絵になりすぎる。
湖の反対側は山々に囲まれた小さな町が。
けっこう町が広がっている。
この様子は城まで来なければ分からなかったな~。
絶景を堪能してからゆっくり下山。
途中で出会った教会にふらりと立ち寄る。
とんがり屋根の時計塔が印象的な
聖マーティン教会。
壮麗で色鮮やかな美しい教会でした。
そして私以外誰もいない。
誰もいない静かな教会、なんだかドキドキします。
下山して湖の周辺をお散歩。
再びブレッド湖の美しさをじっくり味わいます。
手頃なベンチでお昼ご飯。
朝作って持ってきたサンドイッチを食べながら、
穏やかで美しい風景を眺めました。
なんだこの平和な時間は。
時々風が吹いて、木々から黄色く染まった葉が一斉に舞い落ちます。
映画のようなワンシーン。
なんだこれ。夢か現か。私は死んだのか。
妙な錯覚を覚えるほど幻想的な景観。
この世のものとは思えない。
おとぎ話のような風景と穏やかな空気に身を任せて
しばらくボーっとしていました。
ハッと我に返り、自転車を借りに観光案内所へ。
少し賑やかな、ホテルやカジノが並ぶ一角に観光案内所があります。
自転車レンタルは1時間3.5€、3時間6€。
迷わず3時間を選択。
13時、自転車に乗ってブレッド湖一周の旅へ出発!
いやー爽快。気持ちいい。
気温も暑すぎず寒すぎず、
自転車を漕いで受ける風が心地よい。
なんだか健康的になった気分です。
湖を一周する遊歩道を自転車で走っていたのですが、
人が多いところや狭い道は自転車を押して歩きました。
木々の隙間から見えるブレッド城。
いろんな方向からみる城もまた良き。
湖のところどころには船が浮かんでいます。
どうやらこれに乗って、ブレッド島まで行くよう。
ブレッド島の近くまで行くと、大きな階段が見えました。
なるほど、島はあの階段から上陸するのか…。
次来るときがあったらブレッド島にも行きたいな~。
今回はサイクリング優先で。
見事な紅葉も楽しめます。
秋のブレッド、推せる…!
青い空、紺碧の湖、赤や黄色に染まった木々。
完璧。やはり現実離れしている…。
結構ゆっくり進んだつもりでしたが、1時間半ほどでブレッド湖を一周しました。
遊歩道もしっかり整備されていたし、歩いても良かったかな~。
お土産屋さんもぶらぶらして、15時には自転車を返却。
今度は湖周辺を歩いて散策したり、ベンチでボーっとしたり。
白鳥もひなたぼっこ。
無料の水飲み場まで完備。
夏には大助かりしそう。
ブレッド湖周辺の像?地図?も発見。
これで位置関係を把握するのもいいかも。
こうしてブレッド湖を満喫し、16時にバス停へ向かいました。
16時30分のバスに乗ろうと待っていると、
だんだん人が増えていき、最終的には40人ほどに。
なんとかバスに乗り込めましたが、
途中の停留所で乗車した人は立ち乗りになるほど混んでいました。
平日でもコレなら、土日はひどいだろうな…
夕方のブレッド→リュブリャナ行きのバス、死ぬほど混みますので
早めに並ぶことをオススメします。
激混みのバスに揺られること約1時間半、
18時過ぎにリュブリャナ駅に到着しました。
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こんな感じで、ブレッド散策を日帰りで満喫してきました。
今回私は約7時間の滞在で
①ブレッド湖畔散策
②ブレッド城探訪
③サイクリング
を体験しましたが、以上に加えて
湖に浮かぶブレッド島へ行くことも時間的に可能かと思います。
リュブリャナへの復路バスは21時まであるようなので、
滞在時間をもっと伸ばすのもアリですね。
また、ブレッド湖周辺にはホテルもあるため
泊まりでこのリゾート地をゆったり楽しむのも素敵です。
今回はこの辺で。
それではまた。