諸国漫遊

隙あらば放浪したい

【ウィーン→ザルツブルク】ウィーン最終日、ベルヴェデーレ宮殿へ。夕方は電車移動。2018.10.8

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◆◇概要◇◆

2018.10.2~2019.1.19のバックパッカー旅行中、日記をほぼ毎日つけていました。

それを加筆修正し、晒して供養しようというものです。

 

ウィーン最終日はベルヴェデーレ宮殿へ。宮殿内の美術館には、かの有名なグスタフ・クリムト『接吻』が展示されています。散策して疲れちゃったので見に行くのやめようかとも思ったのですが、結果行って良かった。

夕方はウィーンからザルツブルク移動。この旅で初めての長距離移動に、ひとりで盛り上がっている。

ザルツブルクではホテルを予約しました。もちろんホステルの方が安いのですが、3ヶ月間毎日相部屋はしんどい。ということで、今後もたまにホテル泊をします。1人部屋はやはり快適。でもホステル泊も嫌いじゃなく、当たりのとこならむしろ好きなので、交互に泊まるスタイルは私に合っていました。

 

 

10/8(月)

7時過ぎ起床。同室の人がいないので快適。ゆっくり身支度をし、8時前に朝ご飯。部屋に戻ってゆっくり荷造り。1人だから、どんだけ荷物広げたって大丈夫。いや快適。

9:50チェックアウト。荷物を預かってもらえるか聞いたら、鍵のかかった預かり部屋に勝手に入れていくスタイル。バックパックを置き、いざベルヴェデーレ宮殿へ

 

今日も乗り物24時間パスを買い、トラムに乗り込む。10分ほどでベルヴェデーレ宮殿到着。上宮と下宮、2つの宮殿がある。まずは上宮の門側へ。

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これまた美しい宮殿。こっちからの景色は、オーストリアの20セントの柄になってるんだって。wikiより。

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門側の庭をぐるっと一周してから中庭に出よう。上宮の横を通るとカフェがあって、いい感じの道がある。紅葉が美しい。

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写真を撮りながらふらふら奥に行くと、何やら庭のようなものが。近づいてみると、Botanical Garden の文字。どうやら無料っぽい。入ってみよう。

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まず目に入ったのはすすき。すすきってオーストリアにもあるのか。秋らしくていいね。

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そしてさらに奥には、なんと竹林。えええ〜〜〜なんかめっちゃ和を感じる〜〜〜。思わず吸い寄せられる。日本を離れて1週間、心のどこかで寂しさを感じているのかもしれない。

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それにしてもいい庭。ここにもまったりウィーナーが。何だウィーンの宮殿にはまったりスポットがあるの法則か。都会でもあり、歴史的でもあり、自然もある。不思議な街だなぁ。この庭もかなり魅力的だけど、どうやら例によって広大らしい。気になるのは山々だが、その庭を後にする。

 

さて本命のベルヴェデーレ宮殿中庭に出る。おお、何ともベルヴェデーレ(良い景色)。美しいわこりゃ。でもシェーンブルンの方が好きです。

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写真を撮りつつうろうろ。庭師さんがいっぱいいて、手入れに余念がない。芝生に入っちゃった人に笛でピピっと注意してる。こういう人達のお陰で、このベルヴェデーレが保たれているんだろうな。景観を守る素晴らしいお仕事。私もやりたい。

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中庭のところどころに噴水がある。特に真ん中の噴水が一番バロックバロックしてて、この辺のお花は色とりどりで華やか。整えすぎてない、自然に伸ばしているように見えて計算されているような絶妙さ。お見事。 

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上宮から下宮に向かって歩いて行く。下宮に行くにつれてシンプルに。

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あ、こっちの方が好きかも。こってりしたもの見すぎて、あっさりを求めているのかもしれない。上宮が背脂たっぷり豚骨ラーメンなら、下宮は醤油ラーメンって感じ。塩ほどあっさりじゃないかな。ラーメン食べたくなってきた。下宮の方が上宮より古いらしいけど、シンプルな分洗練された新しい印象を受けた。

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さて下宮まで歩いてきてしまった。上宮の美術館へ行くつもりだったが、今から歩いて上宮戻るの疲れるな。例によって広大な土地ですから。どうしよう、美術館やめてザルツブルク行っちゃおっかな。

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そんな事を考えながら歩いていると、謎の広場に出た。大きな噴水と、やたら背の高いモニュメント。軍服を着ている。何だろう。とりあえず噴水に虹がかかっていたのでパシャリ。そしてベンチで休憩。

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街を眺めていると、ある建物が目に入る。あ、BANKの文字。そういえばまだ銀行行ってない。カードでお金おろせるか試さなきゃ。チェココルナも欲しいな。そう思って行ってみるが、国際ATMが無かった?のか?それっぽいATMが見つからず、聞く勇気と元気が無かったのでそのまま出てきてしまった。いいや、ザルツブルクで試そう。

 

お金がおろせなかったとこにより、ここまで来たのだから何か成し遂げなければという気になって、美術館へ行く事にした。歩いて戻る。結構かかった。時間は13時。お昼食べて無いけど、時間無いし勢いでガシガシ歩いて行った。心の中で、タイムリミットを15時に決めておいた。

 

チケット売り場で上宮の入場券を買い、いよいよ中へ。

とにもかくにもまずはクリムトの接吻を見に。脇目も振らずにkissの案内表示にしたがって歩く。いや、ちょっと脇目振ったけど。そしてご対面。人だかりが一際多くなっている。

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思ったより大きい。鳥肌が立つ。迫力が色がオーラが質感が表情が、ダイレクトに伝わって来た。写真を撮り、無心で眺めた。

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そこにずっといるのももったいないと思い、接吻のフロアをもう一周。どうやらいくつかの部屋に分かれて展示がされているようで、何度でも見られるのがありがたい。一方通行だとこういうことは出来ないからね。

 

2週目でユディットを見る。こちらもクリムト作の有名な絵画。なるほど挑発的な視線。色っぽいのは、おっぱい出てるからってだけじゃ無い。薄く開いた目、少し笑ったような口元、赤らんだ頬…それらが掛け合わさって、恍惚の表情に。色っぽい。変な髪型なのに。

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接吻2回目。細部をじっくり。絶妙、という言葉が浮かんだ。女の人の、喜びとも悲しみとも悟りとも取れる表情が絶妙。男の人の顔の見えなさが絶妙。崖っぷちが絶妙。衣服の幾何学模様の描き込みが絶妙。全て絶妙なバランス。世の中の美しい物は、絶妙で構成されているのかもしれないと感じた。

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上階からは、中庭の様子が見えた。うん、これは文句なしのベルヴェデーレ!!

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上から見る為にあるような、計算された配置だった。ハプスブルク家の皆さんも、上から庭を眺めたんだろうな。雅〜〜〜。

 

ふいに、ナポレオンに出会った。え、ここにいるのアナタ!!でけぇーーー。歴史の資料集で見たときはナポレオンっていう認識しかなかったけど、生で見たら、カッコいいわあの人。顔もそうだけど、佇まい、マントの翻り方、完璧。カッコいい。好きになっちゃう。 

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馬は怖い。目が血走ってるよ!!ひい!!こういうディテールも、生で見なきゃ分かんないんだもんな。本当に行って良かった。

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この美術館、行こうか少し悩んだか、結果行って良かった。本当に良かった。接吻、ユディット、ナポレオン、フランツとシシィ、キリスト教の宗教画コーナーが特に印象に残った。館内の壮麗さも見応えがある。

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時間が無くなってきてたので、駆け足で回る。

最後に入った部屋が、キリスト教の宗教画コーナーだった。

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うわぁ。神聖さというのも感じたけど、残酷さのあまりドキッとさせられた。キリストがかわいそうな目に遭う場面が多い。当たり前だが見慣れない。

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像のある一角は、見られているようで落ち着かなかった。

 

さてタイムリミットの15時。トラムに飛び乗り、ホステルへ向かう。ロビーでザルツブルクまでの道のりをチェックした後、荷物を引き取って出発。トラムに乗ってウィーン西駅へ。トラムはだいぶ慣れたもんだな、なんて思った。慣れた頃にこの街を離れる。非常に名残惜しい。

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10分ほどでウィーン西駅着。で、でかい。

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確か私が乗ろうとしているウエストバーンは、切符なしで乗って、車内で買うんだっけ。前日に予習しといて良かった。ウエストバーン鉄道の券売機はまじで無いようだ。駅構内も広いが、シンプルな造りなのでわかりやすそう。改札って無いんだな。

電光掲示板を確認すると、私の乗りたい電車がバッチリ表示されている。よし。

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16:43の出発まで40分ほど時間があったが、疲れていたので出発ホームを確認後はベンチでぐったり。お腹すいたけど、ザルツブルクに着いたらスーパーで何か買って食べよう。

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30分頃にホームへ行くと、すでに電車が着いていた。おお、時間通り。オーストリアは電車の遅れってあまり無いのかな。電車の入り口に立っていた乗務員のお姉さんに切符の件を聞くと、やはり車内で出発してから買えるとのこと。どこ座ればいい?と聞くと、首をすくめて手の平を上に挙げ、どこでも勝手に座りなよみたいなジェスチャー。ならば2階席に決まってる。景色が見たいんだ景色が!

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車内は清潔で明るい雰囲気。すでに半分くらい席が埋まってた。一角に座り、隣に荷物を置いた。数分後、発車。都会の街が窓の外に流れていき、やがて郊外へ。さらばウィーン。

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乗務員のお姉さんが切符の確認に来た。ウィーンからザルツブルクまで、と行ってお金を払うと、お釣りとレシートだか切符だかをくれた。29.90€。安い。ところでお姉さん可愛い。顔といい制服といい、キャラデザが良い。

 

窓の外はのどかな田園風景、トンネル、工業地帯、小さな町を繰り返す。眺めていて飽きない。
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どんな小さな町にも教会があるのに気づく。確かに日本のお寺も神社も、どんな田舎にもあるもんな。そう考えると、どこのどんな人間も宗教と密接に関わっていると感じた。あー電車の中で日記を書こうと思ったのに、全然進まない。

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陽が傾き出し、西日が広大な畑や街を照らす様子がまた美しい。見惚れる。音楽を聴こうと思い立つ。夕暮れ×異国の地×電車×ポルノのエキゾチックな曲調のやつ=最高。雰囲気出過ぎ。ちょっと切ない感じもいい。ずっと乗っていられる。旅してる感じするわ〜。てか電車快適だな。全然揺れないし、安全。ますます好印象なオーストリア。それにしても美しい景色。見惚れる。

なんて考えながら景色を眺めていると、あっという間にザルツブルク駅到着。

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おお、綺麗で新しい駅だな。思った以上に都会的。やっぱり改札はない。トイレには改札あるのにね。駅構内のスーパーで買い物しようと思っていたが、人がたくさんいたのでやめた。今すぐホテルに行こう。食料より安全確保が最優先。

 

ホテルの位置は予習してたけど、道のりが思ったよりも暗く、人気がない。ちょっと怖かった。マップ通りにガシガシ進む。いやーGoogleマップのある時代に生まれて良かった。

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5分ほど歩くと大きな通りに出て、ホテルがすぐに見つかった。入り口には鍵がかかっていたが、お姉さんが鍵を開けて出迎えてくれる。ここのお姉さんも優しい~~~。チェックインして部屋へ。いや~当たり。思った以上に広い。トイレは共同だけど、シャワーあるし、テレビもあるし、クローゼットもあるし、色々揃ってる。なによりベッドが大きくてふかふか。このベットに座って初めて、ホステルのベッドの硬さに気づいた。

さて、とりあえず休憩。無料のお湯と紅茶がありがたい。そして荷解き、洗濯、風呂。この時点で9時過ぎ。スーパー行くのやめた。疲れたし危ない。ベッドでぐったりしていると、いつの間にか寝ていた。

 

 

 

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