諸国漫遊

隙あらば放浪したい

【ブダペスト】ドナウの真珠ブダペスト。美しき王宮の丘を散策。2018.10.18

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◆◇概要◇◆

2018.10.2~2019.1.19のバックパッカー旅行中、日記をほぼ毎日つけていました。

それを加筆修正し、晒して供養しようというものです。

 

ドナウ川を挟んでブダ地区ペスト地区に分かれているブダペスト。

観光初日は、ブダ地区の王宮の丘周辺を散策しました。丘からは雄大なドナウ川と美しい街並みが見渡せ、ドナウの真珠と呼ばれる所以がうかがわれます。

一番印象に残っているのはやはりマーチャーシュ教会。外観のかわいらしさと、内部の迫力のギャップにやられました。生きているうちにもう一回行きたい。マーチャーシュ教会だけでなく、そもそもブダペスト自体がなんか好き。素敵な街並みや美味しい料理はもちろんですが、街全体に穏やかな空気が流れているような気がして、なんだか居心地が良かったです。

 

 

10/18(木)くもり

7時起床。支度をしてレセプション前の共有スペースで今日の予定を立てながら朝ご飯を待つ。朝食付きのホステルで、8時からスタートらしい。共有スペースは部屋よりもWi-Fi繋がりやすい!予定決めが捗る。

7:45に数人が食堂に入っていったのでついて行く。見よう見まねで準備するが、途中で気づく。多分これスタッフさんが先に食べてるんだ…どうりでフォークとスプーン出てなかったり野菜切ったりしてるわけだ…。完全にフライング。しれっとスタッフさんに混ざって食べる。パンにシリアル、トマトとキュウリとパプリカ、いくつかの飲み物。けっこう充実したラインナップ。野菜があるのが嬉しい。てか、パプリカ!!本当にパプリカ有名なんだハンガリー。だって、生のパプリカがトマトキュウリと同じ並びにいるよ!?野菜一軍だよ!?しかも緑色。ちょっと不思議だったけど、食べてみたら案外いける。みずみずしくてうまい。素パプリカをガリガリいくのもアリだと学んだ。

食べていると、次第に人が増えていった。それにしても国際色豊か。今までのホステルで一番いろんな人種がいる気がする。そんな中だと、同じ朝ご飯を食べていても文化が垣間見えて面白いと思った。ゆで卵はスプーンで割るとか(私は机の角でガンって割った)、パンの上に5mm厚くらいめっちゃマーガリン塗りたくるとか、ゆで卵スライスしてオリジナルオープンサンド作っちゃうとか。いや興味深い。文化云々じゃなくて、食材にアレンジが効くシンプルな朝ごはんっていうのも1つの要因かもだけど。あとは単に個人の好み。ちなみにお皿は自分で洗うスタイル。自分で洗うとなると、食器を無駄遣いしなくなるね。良いシステム。

 

食べ終えて、9時過ぎ出発。今日はブダ地区、王宮の丘を散策。

少し遠いけど、街を見たいので歩いてくさり橋へ向かう。広い道路沿いには紅葉し始めた街路樹が並んでいる。やっぱりブダペスト好きだわ。街は都会だけど、ガヤガヤし過ぎていないというか、せかせかしていないというか。落ち着いて観光ができる。

 

歩いているうちに、くさり橋が見えてきた。

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かっこいい〜。車道も歩道もある、幅の広い大きな橋。

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橋のシンボルのライオン像は、作った職人さんが舌をつけ忘れたという逸話があるらしい。るるぶより。舌が無いと言われれば無いような。高い所にあるから正直分からん。

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くさり橋を渡る。ドナウ川は幅広。どちらの対岸も美しい。素敵。

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 ※朝9:40なのに夕方っぽい写真になってしまった。

 

ケーブルカーに乗って王宮の丘へ登る。1200ft。ケーブルカーも最新のものではなく、レトロでかわいい。すぐに上に着く。

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王宮の丘の地図。コンパクトにまとまっている。

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眺めがとてもいい。公衆トイレを見かけたので寄っておく。有料250ft。

 

とりあえずブダペスト・ラビリンスへ。王宮の丘の地下にある天然の洞窟で、中に入って見学ができる。10:20ごろ到着。2500ft。写真撮影可。

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灯りが少なく、雰囲気がおどろおどろしい感じ。入るのをためらうが、受付のお母さんが優しそうだったので勇気を出して入場。

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ぐるっと一周できる構造で、かなり広いようだ。中は暗く、ポツポツと灯りがともっていた。水のような埃のような匂いがした。

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なぜか洞窟内ではオペラが流れていて、マネキンでオペラの再現をしていた。ところどころで謎の石の展示があった。真っ暗な箇所もあった。スクリーンに謎の映画が映されている部屋もあった。正直言って怖い。結果、寒気しっぱなし鳥肌立ちっぱなしだった。気温が低いわけじゃなかったのに。時々聞こえてくるオペラと突如現れるマネキンが恐怖をかき立てた。1人で来たのは間違いだったかも。ちなみに出口近くにトイレあり。

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帰り際、受付のお母さんが「怖くなかった?」と聞いてくれた。正直に「とても怖かった…」というと、謝られた。こちらこそノコノコ1人でやって来ておいて怖いとか言ってすいません。誰かと一緒なら楽しめるかな。ちなみにチェスキークルムロフの地下都市と同じ匂いを感じた。あれも怖かった。

 

次はマーチャーシュ教会。すぐに着くが、位一体広場漁夫の砦がもう目と鼻の先。先に広場を眺める。ペスト像、ウィーンにもあったけど、それに比べると控えめ。

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漁夫の砦、入場料1000ftって聞いてたけど無料だった。

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眺めがとてもいい。ドナウ川の向こうにペスト地区が広がっていた。さっき渡ってきたくさり橋や、国会議事堂も見えた。

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みんな記念撮影をする。女子の皆さんがインスタ映えを狙っているに違いないカッコよく決めている場面がたくさんあった。彼氏っちゅうもんはいつでもどの国でも彼女の専属カメラマンよ。お疲れ様です。

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さて次はマーチャーシュ教会。塔のツアーもあるようだけど、教会内の見学だけにした。

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この教会、外見は高くてゴシックらしい尖塔と、白の壁、オレンジを基調としたカラフルなタイル張りの屋根。とても可愛らしい印象。

でも中に入った途端、びっくりした。度肝抜かれた。

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繊細な幾何学模様が壁や柱一面にびっちり。すごい。なんだこれ。こんな教会初めて見た。圧倒されて呆然とする。上部窓のステンドグラスも美しい。床のタイルもかわいい。花モチーフかな。柄×柄×柄って感じだけど、不思議と合う。あと、思ったほど高さはない。

オスマン帝国に侵略されたとき、この教会はモスクに改修させられたという情報を思い出した。この壁の幾何学模様は、もしかしてイスラムの名残?と思ってWikiで調べたが、侵略されたときは壁を白く塗り潰されたし、第二次世界大戦ではぶっ壊されたって。ってことはこの柄はオリジナルか。ハンガリー繊細な事するな。しかも外見じゃなくて中身。内部の装飾に力を入れるという点に、ハンガリー人の精神を感じ取れる気がした。それにしても、教会をぶっ壊されてもこの緻密な柄を再現するとは…。執念を感じる。なんていうか、打たれ強い、不屈の精神、誇り、プライドみたいな。そして、宗教を変えさせられるという行為がどのようなものか、日本人の私には到底想像がつかないし、感情移入も難しい。でも考えるに、辛く屈辱的な仕打ちなんだろうな。その反動もあるのかも。
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2階は展示があった。すごいなこの教会、盛りだくさんだな。だって普通の教会だったら2階入れないよ?しかも展示まで。太っ腹。そうかこの壁の模様はステンシルみたいにやってるんだ。それにしても気が遠くなる作業だ。2階から見る教会も素敵。

シシィについてのコーナーもあった。そういえば、シシィがハンガリーびいきだったらしいな。とても綺麗なステンドグラスの前にシシィの像があって、シシィへのリスペクトを感じた。相思相愛に違いない。いやーマーチャーシュ教会好き。満足度高い。入場料1500ft以上の価値がある。

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王宮の丘をぶらぶら一周。通りがかったレストランに入る。セットで3390ftにつられた。

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中に入ると、そんなに混んでいないよう。マーチャーシュ教会の奥の方だからかな。

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ハンガリーの名物スープ、グヤーシュ美味しい。パンに合う。やっぱりパプリカ効いてる。こうやって、料理の主な味としてのパプリカって初めて食べたな。アクセントとか彩りとしてのパプリカしか知らない。パプリカの可能性を感じた。お肉も柔らかくて美味しい。

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次の料理、あれ何??なんかチネリ米(©︎よゐこ)を雑にしたみたいなやつと、謎のソース。うん、美味しいとても美味しい。でも何あれ?ソース、なんか食べたことあるような味!!でもどこで…?何…?一人旅の弊害、こういう時に他の人の意見が聞けない。何となく、うどんを連想させた。見た目全然違うのに…何で?なんかダシっぽい味がしたんだ…。ダシの正体については、食べ進めるとピンときた。しいたけや!!!!しいたけの味がダシっぽさを感じさせたんだ!!!!美味しいけど、究明しきれずモヤモヤしたまま完食。

※チネリ米については、あとで調べたらガルシュカという食べ物でした。

※謎のソースに入っていたダシっぽい味、本当に椎茸だったかは不明。そもそもハンガリーに椎茸ってあるのか?きのこ違いか?

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デザートはチーズケーキのベリーソース添え。うん、安定のうまさ。飲み物はレモネードのグリーンアップル風味。なんのこっちゃ。何味だよ。でも飲んでみるとその通りの味。美味しい。

お会計はいろいろ込みで4657ft。高くはないと思う。美味しかったし大満足。

 

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引き続き王宮の丘を散策。街並みがかわいい。

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国立資料室という建物、とても立派だった。マーチャーシュ教会に通じる屋根のタイル張り。入るのはやめた。街ブラ優先。

普通の住宅っぽいものもたくさんある。この辺に住んでいる人は特権階級なんだろうか。


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高くて古そうな塔を見つけた。グーグルマップで調べると、Mária Magdolna Toronyという塔。眺めがいいとのこと。迷ったけど、入ってみた。1500ft。

石の螺旋階段を登る。ウィーンのシュテファン寺院を思い出したが、あれほどのキツさではない。すぐに登頂。

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うわ、ここいい!来て良かった!眺めの良さも最高。

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王宮の丘の反対側も見える。観光地っぽくはない、地元の人達の街って感じ。おびただしい家の数々。ショッピングモールらしきものも見えた。

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人の居なさも最高。穴場。独り占めたまらん。他の人が来たので退散。

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螺旋階段の途中にあった展示を見る。どうやらココ、第二次世界大戦で破壊されたそう。当時の写真にハッとさせられた。今いるこの塔の破壊後の姿。形は保っているけど、壁がところどころ崩れている。第二次世界大戦は、世界のあらゆるところに爪痕を残していた。そしてここハンガリーにも。世界を一変させた大戦だとあれだけ学んだはずなのに、その写真を見て初めて実感させられた。日本でのことしか知らなかったけど、いろんなところでいろんなものを無くしてしまった戦争だったんだなぁ。

 

塔を降りて再び散策。マーチャーシュ教会の前で、欧米人のヒゲお兄さんに写真を撮ってほしいと頼まれた。シャッターがうまく押せず失敗。やり方を教えてもらう。「半押しでピントを合わせてからシャッター押して。きみ中国人?」と聞かれて日本人と答えると、「これCanonだよ日本製だよ!」と言われた。サ、サーセン。2回目はちゃんと撮れた。

 

丘の反対側の住宅群、本当に圧巻。眺めていて飽きない。

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この屋根、この窓、この車の数だけ、人々の暮らしがあるんだなぁ。感慨深い。

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最後にブダ王宮を見て帰ることに。今は美術館になっているそう。立派な王宮だった。

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そこからの眺めはやはり良く、たくさんの人が記念撮影をしていた。

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ぶらぶらと歩きで丘を下る。いや~いいなぁブダペスト。好きだわ。

黄色のトラムはやっぱりかわいい。新しいのも良いけど、やっぱり古い型が興奮するよね。

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川沿いを歩く。車道と歩道と自転車道に分かれている。日本にはあまり無いので新鮮。

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自転車道には、自転車に混ざってキックボードが疾走していく。

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なんなんあのチャリぐらいのスピードを出すキックボードは。

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阿笠博士作??

 

またくさり橋を通って帰る。

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ちょっと待って、橋の上、吊ってある部分の上に人がいる!!生身の人がいる!!修理の人っぽい。

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ガン見してたら向こうにも気づいた。手を振ったら返してくれた。写真を撮らせてもらい、手を振って帰った。

 

街並みを眺めながら帰る。やっぱり雰囲気がいい。でも、戦争で被害を受けたのなら、この辺も歴史あるかと思いきや実は新しいのかな。分かんないけど。

 

途中で観覧車があった。ブダペストアイ。回るの早くね

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スーパーに寄って帰る。水とクノールスープパスタ、サラダミックス、ハム、プチトマトを購入。水は500ml40ft(約15円)1.5l65ft(約25円)。や、安い。ところで水はピンクが炭酸なし、青が炭酸ありだそう。全世界そうしてくれ。旅を始めて約2週間、炭酸ありに何度やられたか。ぶへっ!!って。

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ホステルに帰って風呂入って洗濯してご飯食べて日記を書いた。23時就寝。

 

 

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